博士学生のLife Hack

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博士課程の日々を効率化するためのあれこれ。と趣味のログ。

博士になったらどう生きる?を読んだ

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博士になったらどう生きる?―78名が語るキャリアパス

博士になったらどう生きる?―78名が語るキャリアパス

  • 作者: 栗田佳代子,吉田塁,堀内多恵
  • 出版社/メーカー: 勉誠出版
  • 発売日: 2017/03/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー) 

博士になったらどう生きる?を読んだ。

副題に「ー78名が語るキャリアパスー」とあるが、割かれたページ数からみても、これがこの本のすべてと言ってもよい。

二部構成の前半がキャリアパスに関する基本情報、後半が博士号取得者のキャリアパスに関するインタビューである。

 

前半の基本情報は、卒業後の進路やライフプランに関する公的なデータを無難に解説したもので、得られるものはあまりなかった。分野ごとに就職を取り巻く環境はさまざまだろうしね。全分野を一緒くたに扱っているデータは、自分の肌感覚ともずれてくるし、この辺は博士号を取った、あるいは取る見込みの身近な先輩たちと話すなりしてじっくり考えていく。

 

この本を読んだ価値は、後半のインタビュー記事にあった。

75名の具体的なキャリアパスをたった一冊の本で知れるのだ。しかもインタビューだから、字面上に現れてこないキャリアパス形成の苦悩や工夫まで書かれている。もちろんアカデミアではなく、民間企業に就職された方も含まれている。75名もいれば、自分の考えとしっくりくる方もいるだろう。

 

「絶対こうなりたい」と強く思いすぎるとしんどくなってしまうので、自分の理想像は、ある程度幅を持たせておくと良いと思います。 (p.241より引用)  

 毎年決まった枠があって、高い点数が取れたら良い大学受験と違って、単純にはいかないのがキャリア形成。いつチャンスが転がってきてもいいように、人事を尽くしておきたい。